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英語面接の対策ガイド:自己紹介から逆質問まで、準備しておくべきこと
Paula(ポーラ)|ロンドン在住・TEFL認定ビジネス英語講師
英語の面接で試されるのは、難しい語彙ではなく、考えを分かりやすく伝える力です。面接官が知りたいのは、あなたが自分の仕事を説明できるか、判断の理由を筋道立てて話せるか、そして単語が出てこなくても落ち着いていられるか。この3つは準備できます。一方で、想定される質問をすべて準備することはできませんし、その必要もありません。
回答例は、銀行、高級ホテル、高級車販売を想定した練習用のもので、Paula(ポーラ)が働いた経験のある業界です。ポーラ自身の経歴を書いたものではありません。ポーラはロンドン在住のTEFL認定講師です。
1. 求人票の言葉で仕事を理解する
求人票を読んで、書かれている業務を5つ書き出しましょう。それぞれの横に、自分の経験を英語の一文で書きます。
使えるフレーズ
- The advert asks for client meetings. I lead a weekly call with suppliers.求人ではクライアントとの打ち合わせが求められています。私は毎週、取引先との電話会議を主導しています。
- They want written updates. I send a short note after every review.書面での報告が求められています。私はレビューのたびに短いメモを送っています。
- They mention deadlines. I agree the date before I agree the extra work.締め切りについて書かれています。私は追加の作業を引き受ける前に、まず期日について合意します。
- This is the line I want them to remember.これが、面接官に覚えておいてほしい一文です。
- I am not going to say I am a hard-working team player. That could be anyone.「勤勉なチームプレーヤーです」とは言いません。それは誰にでも当てはまるからです。
The advert says “guest complaints”. My line: I take the complaint, repeat what I heard, and agree a time to come back. I do not promise a remedy I cannot keep.
意味:求人票には「お客様からの苦情対応」とあります。私の一文:苦情を受けたら、聞いた内容を繰り返して確認し、折り返しの時間を約束します。守れない対応策は約束しません。
2. 「Tell me about yourself」には4行で答える
この質問の意味は「あなたの人生を語ってください」ではなく、「全体像を教えてください」です。①現在の仕事、②それ以前の関連する経験、③この種の仕事で自分が得意なこと、④この仕事に応募した理由。この4行で答えましょう。
使えるフレーズ
- I work in credit analysis for a bank.銀行で与信分析の仕事をしています。
- Before that I handled guest accounts in a hotel.その前は、ホテルで宿泊客の会計を担当していました。
- I'm strongest when a decision needs a clear note and a calm meeting.判断のために分かりやすい資料と落ち着いた話し合いが必要な場面で、最も力を発揮します。
- I'm applying because this role is about clients in two countries.このポジションは2か国のクライアントを担当する仕事なので、応募しました。
- That's the short version. I can give an example.簡単に言うと以上です。具体例をお話しすることもできます。
I work on credit proposals. Before that I prepared client updates for a relationship team. I'm strongest when a paper needs a clear recommendation and the risks in plain language. I'm applying because this role is about writing those papers for international clients.
意味:私は融資の稟議書を作成しています。その前は、リレーションシップ・チームでクライアント向けの報告書を作成していました。明確な提言と、リスクを分かりやすい言葉で示す資料が必要な場面で、最も力を発揮します。このポジションは海外のクライアント向けにそうした資料を書く仕事なので、応募しました。
3. 仕事のエピソードを1つ話す
“Tell me about a time when…”(〜したときのことを教えてください)と聞かれたら、求められているのは具体例1つです。3つの要素で話しましょう。状況(Situation):何が起きていたか。行動(Action):あなたが何をしたか。“we” だけでなく “I” を使います。結果(Result):何が変わったか。数字は、事実である場合だけ使いましょう。
使えるフレーズ
- The situation was a delivery date we could not keep.状況としては、守れない納期がありました。
- I called the supplier and agreed a smaller first delivery.私は取引先に電話し、初回の納品量を減らすことで合意しました。
- I told the client the same day.その日のうちにクライアントに伝えました。
- The result was that the event went ahead.その結果、イベントは予定どおり開催されました。
- I would write the date in the email the same day.同じ状況なら、その日のうちにメールに日付を書いて送ります。
A client wanted handover before a trip, and the workshop was full. I offered a later handover with the service plan included, and I wrote both options in an email the same hour. They chose the later date. We did not lose the order, and the date in the file matched the date we had said.
意味:あるお客様が旅行の前に車の引き渡しを希望していましたが、整備工場は予約でいっぱいでした。私はサービスプランを付けたうえで引き渡しを遅らせる案を提示し、1時間以内に両方の選択肢をメールで送りました。お客様は遅いほうの日程を選びました。注文を失うことはなく、記録上の日付も私たちが伝えた日付と一致していました。
4. 強みは根拠と一緒に話す
強みとその証拠は、ひと続きで話しましょう。“I am diligent and passionate”(勤勉で情熱があります)だけでは、面接官は判断する材料を得られません。
使えるフレーズ
- I'm careful with written English. I check names, dates, and numbers before I send.英文を書くときは慎重です。送る前に、名前、日付、数字を確認します。
- I'm direct. I say the risk early, then the option I recommend.率直に話すタイプです。リスクを早めに伝え、それから推奨する選択肢を示します。
- I prepare. I write three questions before a client meeting.準備を大切にしています。クライアントとの打ち合わせの前に、質問を3つ書き出します。
- I can explain a fee in plain language.手数料を分かりやすい言葉で説明できます。
- The proof is the email I sent the same day.その証拠が、当日に送ったメールです。
I'm calm when a number is wrong. A fee in a client note did not match the approval. I stopped the email, checked the figure, and sent the corrected line. The client replied the same day.
意味:数字が間違っているときも落ち着いて対応できます。クライアント向けのメモに記載された手数料が、承認された金額と一致していませんでした。私はメールの送信を止め、数字を確認し、訂正した内容を送りました。クライアントからはその日のうちに返信がありました。
5. 弱みの質問には、冗談でごまかさずに答える
弱みを聞かれるのは、自分の仕事について正直に話せるかを確かめるためです。仕事の中核ではない実際の弱みを選び、それに対して何をしているかを伝えましょう。
使えるフレーズ
- I used to write emails that were too long.以前は、メールが長くなりすぎることがありました。
- People missed the request.そのため、相手が依頼内容を見落としていました。
- I now put the ask in the first two lines.今は、依頼内容を最初の2行に書くようにしています。
- I ask a colleague to read anything sensitive.慎重さが必要な内容は、同僚に読んでもらいます。
- It takes longer, and the replies are clearer.時間はかかりますが、返信が分かりやすくなりました。
I used to promise a guest a time before I had checked the team. I now repeat what I heard, say I will confirm, and give a clock time. I would rather come back with a true time than give a fast answer I have to undo.
意味:以前は、チームに確認する前にお客様に時間を約束してしまうことがありました。今は、聞いた内容を繰り返し、確認してから連絡すると伝え、具体的な時刻を示しています。すぐに答えて後で取り消すより、正確な時刻を伝えるほうがよいと考えています。
6. 逆質問で、面接官に役立つ質問をする
“No, I think you covered everything”(いいえ、すべてご説明いただきました)と答えると、そこで会話が終わってしまいます。質問は2つ用意しておきましょう。面接中に1つの答えが出てしまっても、もう1つが残ります。
使えるフレーズ
- What does a good first six months look like in this role?このポジションで、最初の6か月がうまくいったと言えるのはどんな状態ですか。
- How does the team make a decision when people disagree?意見が分かれたとき、チームではどのように決定しますか。
- What is the hardest part of this job that the advert does not show?求人票には書かれていない、この仕事で一番大変な部分は何ですか。
- Who would I work with most closely in the first month?最初の1か月、最も密に仕事をするのはどなたですか。
- Could you say that last part again? I want to be sure I understood.最後の部分をもう一度言っていただけますか。正しく理解したいので。
What does a good first six months look like for someone joining the sales team? I want to understand how you judge a handover that went well, not only the number of cars.
意味:営業チームに加わる人にとって、最初の6か月がうまくいったと言えるのはどんな状態でしょうか。販売台数だけでなく、引き渡しがうまくいったかをどう評価されるのかを知りたいと思っています。
チェックリスト
- 求人票の業務5つと、それぞれに対応する自分の経験の一文(事実に基づくもの)。
- 原稿を見ずに言える4行の自己紹介。
- 4つのエピソード:問題解決、意見の対立、失敗、誇りに思う仕事。
- 根拠のある強みを1つ、対策を添えた弱みを1つ。
- 面接官への質問を2つ。
- 単語が出てこなかったときに使える一文。
ポーラとマンツーマンで練習する
フレーズを読むことも役に立ちますが、自信につながるのは、実際に声に出してフィードバックを受けることです。マンツーマンのコーチングでは、次のようなレッスンを受けられます。
- 毎回同じ講師(ロンドン在住のコーチ、ポーラ)
- あなたの実際の仕事、会議、クライアントに合わせたレッスン
- Zoomで1回45分、都合のよい時間に受講
- レッスンはすべて英語で行います(日本語でのサポートはありません)
レッスンは4回(£109)、12回(£317)、20回(£517)のパックで購入できます。サブスクリプションではありません。
よくある質問
英語面接の対策は、何から始めればいいですか?
求人票の業務5つを、自分が実際にやってきた仕事と結びつけることから始めましょう。そのうえで、4行の自己紹介、4つの短いエピソード、強みと弱みを1つずつ、質問を2つ練習します。必ず声に出して練習し、50個の回答を暗記しようとしないことが大切です。
回答の途中で英語が出てこなくなったら、どうすればいいですか?
忘れた単語を説明して言い換えるか、質問をもう一度言ってもらいましょう。“Could you say that last part again?” はプロフェッショナルな表現です。評価を下げるのは、長い沈黙や、意味が変わってしまう当て推量のほうです。
英語力を弱みとして話してもいいですか?
その仕事で実際に支障がある場合に限り、対策としての習慣と一緒に話しましょう。重要なフレーズを準備し、聞き逃した点を確認していると言えば、仕事の進め方として伝わります。対策のない謝罪は、評価にはつながりません。
面接のリハーサルをポーラとできますか?
はい。求人票と4つのエピソードを持ってきてください。レッスンはZoomでのマンツーマン形式で1回45分、25分の無料体験レッスンがあります。料金は4回£109、12回£317、20回£517のパック制で、サブスクリプションではありません。
レッスンは日本語で受けられますか?
いいえ。レッスンはすべて英語で行います。ポーラは日本語を話さないため、日本語での説明はありません。英語だけでやり取りするので、本番の面接に近い環境で練習できます。
